発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012214240
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腹部CTで閉鎖孔ヘルニアと診断し、超音波ガイド下に整復術を行った13例(男1例、女12例)を対象とした。整復は、脱出腸管を尾側から頭側方向へプローブを用いて圧迫を加えることで腹腔内へと帰納させ、手元のクリック感と腹部CTで整復が成功したかどうかを確認した。11例に整復術が成功し、後日鼠径法で根治手術を施行した。不成功の2例については、緊急開腹手術で腸管切除を必要とした。超音波ガイド下整復術は低侵襲な鼠径法などの手術を待期的に行うことができ、非常に有用であると思われた。
©Nankodo Co., Ltd., 2012