Japanese
English
臨床報告・1
内視鏡補助下に乳腺摘出術を行った女性化乳房の1例
A case of gynecomastia treated with endoscope-assisted mastectomy
山口 敏之
1
,
安藤 豪隆
1
,
荻原 裕明
1
,
高田 学
1
,
小松 信男
1
,
橋本 晋一
1
Toshiyuki Yamaguchi
1
1小諸厚生総合病院外科
キーワード:
女性化乳房
,
内視鏡下手術
Keyword:
女性化乳房
,
内視鏡下手術
pp.655-659
発行日 2005年5月20日
Published Date 2005/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100100
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はじめに
女性化乳房症とは,男性において片側または両側の乳腺組織の増大によって乳房が病的に腫大した状態であり1),日常診療において比較的よく遭遇する疾患である.その多くには経過観察あるいは薬物治療が行われ,手術は(1)薬物治療に反応しない場合,(2)再発を繰り返す場合,(3)癌の疑いがある場合,(4)整容的見地から患者が望む場合,などに行われるが1~4),臨床上は手術的に乳腺を摘出することは少ない1).
今回,われわれは全身麻酔下に女性化乳房症に対して内視鏡併用乳腺摘出術を行う機会を得たので報告する.
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