Japanese
English
臨床報告
女性化乳房と初期診断された大胸筋未分化多型肉腫の1例
A case of pectoral intramuscular undifferentiated pleomorphic sarcoma with gynecomastia like findings
館花 明彦
1
,
國又 肇
1
,
大野 晃一
1
,
井上 泰
2
Akihiko TACHIBANA
1
1公立学校共済組合関東中央病院乳腺外科
2公立学校共済組合関東中央病院病理診断科
キーワード:
未分化多型肉腫
,
大胸筋腫瘍
,
女性化乳房
Keyword:
未分化多型肉腫
,
大胸筋腫瘍
,
女性化乳房
pp.944-947
発行日 2024年8月20日
Published Date 2024/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214621
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要旨
未分化多型肉腫は,軟部組織において経験される稀な悪性腫瘍である.症例は62歳,男性.近医で右片側性女性化乳房と初期診断され経過観察となったが,短期間での増大と生活への支障から手術となった.長径15 cm大の境界明瞭な腫瘤が摘出され,大胸筋未分化多型肉腫と診断された.本疾患は手術以外に確立された治療法は報告されていない.文献的考察を加えて報告する.
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