Japanese
English
臨床研究
直腸癌における99m-Tc Sn colloidを用いたリンパ流に関する検討
A study of lymphatic flow in patients with rectal carcinoma using 99m-Tc Sn colloid
岡本 規博
1,2
,
前田 耕太郎
1
,
勝野 秀稔
1
,
丸田 守人
2
Norihiro Okamoto
1,2
1藤田保健衛生大学医学部外科
2三恵会服部病院外科
キーワード:
直腸癌
,
リンパ流
,
センチネルリンパ節
Keyword:
直腸癌
,
リンパ流
,
センチネルリンパ節
pp.643-645
発行日 2005年5月20日
Published Date 2005/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100097
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はじめに
Sentinel lymph node(SLN)の生検は,転移の有無の診断が治癒率や術後の生体機能障害に多大な影響を及ぼす癌に施行されていた.近年,リンパ節郭清が過大侵襲となる可能性のある直腸癌にもSLNの概念が適応されつつある1~5).しかし,直腸癌のリンパ流は複雑で6,7),SLN navigation surgery(以下,SLN-NS)の概念が他臓器癌と同様に成立するか否かは明らかでない8,9).
本稿では99mTc-Sn colloidを使用し,SLN-NSの手技を用いて直腸癌のリンパ流を検討した.
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