Japanese
English
脳・脊髄のMRI画像アトラス
進行性視神経障害を呈した蝶形骨洞粘液嚢胞
A Case of Sphenoid Sinus Mucocele Associated with Progressive Optic Neuropathy
伊藤 恒
1,4
,
堀川 文彦
2
,
広芝 直子
3
,
松本 禎之
1
,
今井 輝國
1
1北野病院神経センター神経内科
2北野病院神経センター脳神経外科
3北野病院神経センター眼科
4名瀬徳州会病院神経内科
pp.1080-1081
発行日 1999年12月1日
Published Date 1999/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406901535
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- Abstract 文献概要
症例 55歳,女性
2カ月前から緩徐に進行する右眼鼻側の視野障害を主訴として1998年11月26日に当科を受診した。既往として,3年前から右鼻出血をときどき認めていたが,無治療であった。また副鼻腔手術の既往はない。
初診時,一般身体所見と検血・血液生化学には特記すべきことはない。右眼視力は0.2,左眼視力は0.7であり,視野は右眼内側下1/4で特に強く障害されていたが,対光反射や眼球運動は障害されていなかった。
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