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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(2)
学術展示
複視が主症状の蝶形骨洞嚢胞例
A case of sphenoidal sinus mucocele presenting diplopia only
小沢 勝子
1
,
横田 明
2
Katsuko Ozawa
1
,
Akira Yokota
2
1名古屋市立東市民病院眼科
2名古屋市立東市民病院耳鼻咽喉科
pp.642-643
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903740
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- Abstract 文献概要
緒言 蝶形骨洞嚢胞の主症状は頭痛と眼症状であるために,眼科を最初に受診することが多い。従来の蝶形骨洞嚢胞の報告はほとんどが視機能障害例であり,眼球運動障害のみの時期に発見された症例報告は眼瞼下垂と眼球運動障害をきたした西村ら1)の1例のみである。他方,眼球運動障害をきたす原因として脳神経外科的疾患の占める割合が多いので,鑑別診断が重要である。複視のみを症状とし,MRIが早期診断に有用で,蝶形骨洞開放術により眼症状が軽快した症例を経験したので報告する。
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