書評
—監修 佐野 圭司(東京大学名誉教授・帝京大学教授) 編集 亀山 正邦(京都大学教授) 高橋 睦正(熊本大学教授) 半田 譲二(滋賀医科大学教授) 松井 孝嘉(大阪医科大学助教授)—中枢神経系のCT診断
高橋 信次
pp.247
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205282
- 有料閲覧
- 文献概要
中枢神経系のCTによる診断を主題とする著書は,Enr Lindgren監修による Computer Tomographyof Brain Lesions,Acta radiol.Sup—pl. 346,1975が最初であると思われるが,発行直後私はそれを頂戴した。するとこの本のPrefaceの下から8行目に1973年にHounsfieldに招来された技術はレントゲン線が発見されて以来の放射線学における最も重要な進歩であると書いてある。この監修者も寄稿者も脳疾患の診断に対するCTの偉力に魅了されたのであろう。
その後本邦でも脳疾患に対するCTの著書は多く刊行されたが,佐野圭司教授が想を新たにして,今度この本を刊行された。寄稿者は76名である。
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.