書評
—編集 舘野 之男(放射線医学総合研究所臨床研究部長)—ポジトロンCT
永井 輝夫
1
1群馬大学放射線医学教室
pp.26
発行日 1984年1月1日
Published Date 1984/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205247
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放射線医学総合研究所,および東北大学サイクロトロンラジオアイソトープセンターにおける大型サイクロトロンの医学利用と共に,院内設置用医用小型サイクロトロンも国立療養所中野病院,京都大学病院,秋田県弘脳血管研究センター,九州大学病院,群馬大学病院などに設置され,わが国もいわゆるサイクロトロン核医学の時代に入った。
サイクロトロンによって生産される11C,13N,15O,18Fなどの陽電子(ポジトロン)放出核種により生体に重要な化合物のほとんどすべてを標識し得るし,また,その消滅放射線をポジトロンCTで測定すれば,極めて定量性の高い生化学的断層像を得ることができる。
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