書評
—P. B. Beeson, W. McDermott 著 小坂 樹徳 監訳—セシル内科学(原書第14版)
阿部 裕
1
1大阪大学
pp.57
発行日 1979年1月1日
Published Date 1979/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204356
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半世紀の歴史をもつ,内科学教科書の世界的名著,Cecil&Loebの"Textbook of Medicine"の完訳が「セシル内科学」としてこの度医学書院から刊行された。監訳者の小坂樹徳教授をはじめ翻訳業務に携われた諸先生方の御努力には敬意を表したい。
今,一冊にまとまり,ずつしりと重量感に溢れた「セシル内科学」を手にするとき,医学書の少なかつた時代からこの名著に親しんできた私は,この優れた本書に日本語で接することができる時代がきたという実感と同時に,辞書を片手に読破していつた当時に思いを馳せたのである。
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