書評
—宇尾野 公義・他 著—筋病理アトラス
黒岩 義五郎
1
1九州大学
pp.1582
発行日 1972年12月1日
Published Date 1972/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203233
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本書の目的は,神経筋疾患の臨床に重要な筋生検とその病的所見について,具体的な方法と所見を示すことにある。
宇尾野博士は神経筋の組織化学の第一人者の神経内科学者であり,また木下助教授は米国のMilton Shy教授の下で経験をつまれた内科神経学者である。したがつてこの二人の著者が臨床的である立場から書かれたアトラスであるので,おのずから臨床的に細かい所まで注意深く書かれ,またその豊富な疾患の例と共に本書の価値をたかめている。
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