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acromegaly (A)患者のなかには血清insulin濃度の高い症例があるといわれ,ことにactive Aに高く,inactive Aでは高くないといわれている。またAを治療するとinsu—linが正常化するという。著者らは3年間のA43例,このうち17例Yt90 implantation,対照45正常人で,50gブドウ糖経口GTTを行なった。30分値はそれぞれinsulin90,80,40μu/ml,60分値はそれぞれ85,60,35μu,2時間値40,40,15μuで未治療のAではinsulin上昇が有意に高く,Yt90 impl後もなお正常人と有意差があつた。diabe—tic A. とnondiabetic Aとでは,まずdiabetic Aでは30%にinsu—linがabnormalに高い(100μu/ml以上)が,正常以下(10μu)は15%にすぎず,fasting serum insulinは28%において著しく高い。nondi—abaticではfastingで19〜90μu,GTTで30分値373%の上昇である。GTTでinsulin上昇15%のみ。血糖とinsulin値との関係は,nondiabeticは血糖150mgで25%はabnormalに高い(100μu以上)。insulin/glucose比はnondiabetic Aで0.77,正常人6.4,diabetic A0.28。insulin値と他のfactorsとの関係ではgrowth hormoneとのGTTにおける相関が,γ=0.27,P<0.04で可能性を示した。とくに婦人に限るとγ=0.36,P<0.06で男子よりevidentであつた。Yt90 implでgrowth hormoneは平均58%減少。nondiabetic Aではinsulin25%減,Yt90後はfastingでもGTTでもinsulinは有意に低下した。
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