脳腫瘍の組織培養アトラス—第3回
髄膜腫・血管芽腫・黒色腫・神経鞘腫・下垂体腺腫・頭蓋咽頭腫・転移性脳腫瘍・その他・応用
永井 政勝
1
,
星野 孝夫
1
,
土田 富穂
1
,
佐藤 文明
1
,
佐野 圭司
1
1東京大学医学部脳神経外科
pp.1174-1183
発行日 1967年12月1日
Published Date 1967/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202314
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IX.髄膜腫meningioma
Meningiomaはmesodermal originのものとされ,in vitroでは生長,増殖が旺盛で,培養は容易である。ただし一般にcompactな組織であるため,trypsinの濃度はgliomaに比して高くする(0.02〜0.03%)方がよい。われわれが行なつた例数は,trypsinization-monolay—er法で21例(全例成功),plasma clot-roller tube法での成功例が10例である。
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