学会レポート 第23回日本脳神経外科学会
講演抄録・討論・総括・I—一般演題〔1〕〜〔81〕
術後管理(1)—一般演題〔26〕〜〔30〕
内山 八郎
1
,
白尾 哲哉
1
,
市来 斉
1
,
内山 一雄
1
,
大熊 祺章
1
,
中村 昭典
1
,
松岡 健三
2
,
岡本 英三
2
,
魚住 徹
2
,
野崎 瞭一
2
,
南 俊之介
2
,
梶村 宗男
2
,
狩野 光将
2
,
榊 三郎
2
,
南波 正敦
2
,
実川 佐太郎
2
,
宮崎 雄二
3
,
平井 宏樹
3
,
千葉 豊昭
3
,
半田 肇
4
,
橋場 輝芳
3
,
稲本 晃
5
,
長島 親男
6,11
,
岡 益尚
7,10
,
内藤 泰顕
7
,
東口 等
7
,
奥 信夫
7
,
鯨岡 寧
7
,
清島 啓次郎
7
,
伊藤 和文
8
,
田中 憲二
8
,
石川 滋
8
,
野中 博敏
8
,
阿部 祐一
8
,
雪下 国雄
8
,
金谷 春之
9
1鹿大第1外科
2阪大武田外科
3札医大脳神経外科
4京大脳神経外科
5京大麻酔科
6茨城県立中央病院脳神経外科
7大阪労災病院外科
8順大第2外科
9岩医大光野外科
10大阪労災病院
11茨城中央病院
pp.253-256
発行日 1965年3月1日
Published Date 1965/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201802
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〔26〕脳外科領域における気管切開の応用——その有効性と合併症について——
最近数年間に脳外科疾患に行なつた気管切開の症例は44例,件数にして47件になる。生後6カ月から64歳までで男対女は3:1になる。手術例33例非手術例は11例でカニューレ挿入期間は4時間から131日の間に分布されるが大多数は10日から20日前後になる。疾患別では31例(=70%)が脳腫瘍,残りは頭部外傷が7例,他は1例ずつであつた。
気管切開の有効性を,その実施率と手術死亡率の面から検討したが,37〜38年とかなり積極的に気管切開を行なつたところ,死亡率は30%から20%と約10%低下した。
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