学会抄録
第19回日本脳神経外科学会総会講演抄録(6)
橋場 輝芳
1
,
遠藤 辰一郎
2
,
植木 幸明
3
,
遠藤 辰一郎
4
,
稲葉 穣
5
,
中村 昭典
6
,
若松 道範
6
,
朝倉 哲彦
7
,
竹内 一夫
8
,
五十子 弥太
8
,
早川 洋
8
,
照山 卓爾
8
,
浅野 献一
9
,
森本 和大
9
,
上井 巌
9
,
浅野 芳登
10
,
松原 敏夫
11
,
宮崎 雄二
12
,
平井 宏樹
12
,
相沢 豊三
13
,
五島 雄一郎
13
,
荒木 五郎
13
,
村上 恵一
13
,
佐藤 信久
13
,
武田 義章
14
,
実川 佐太郎
14
,
松岡 健三
14
,
宮崎 正夫
14
,
泉 汎
14
,
魚住 徹
14
,
沢田 公任
15
,
和田 徳男
15
,
稲垣 秀生
16
,
松本 正久
16
,
卜部 美代志
17
,
山本 信二郎
17
,
坪川 孝志
17
,
菊地 誠
17
,
宮永 盛郎
17
,
植木 幸明
18
,
杉山 義昭
18
,
野沢 悟朗
18
,
渡辺 茂夫
19,52
,
大沢 謙一
20
,
堀江 信一
20
,
西本 詮
21
,
斉藤 純夫
22
,
石川 誠二郎
22
,
饗場 庄一
22
,
川井 忠和
22
,
阿部 千秋
22
,
西村 和夫
23
,
姉崎 赳夫
23
,
坂本 敬三
23
,
八十嶋 修
23
,
小屋 経徳
23
,
大西 則男
23
,
高雄 清人
23
,
藤原 順
23
,
川北 博明
23
,
長谷川 弘
24
,
川北 博明
25
,
堤 時彦
26
,
中村 耕之助
26
,
中浜 博
26
,
草間 敏夫
27
,
寺田 俊一
27
,
野口 好之
28
,
上井 貞雄
28
,
久留 勝
29
,
山本 浩
29
,
岩永 剛
29
,
小山 靖夫
29
,
最上 平太郎
29
,
竹林 弘
30
,
吉岡 輝承
30
,
竹中 孝造
30
,
河島 和彦
30
,
上平 昭
30
,
平野 隆茂
31
,
篠崎 有
32
,
太田 隆典
32
,
岩藤 隆昭
32
,
沼本 満夫
32
,
堀 浩
33
,
竹林 弘
30
,
有本 弘三
30
,
駒井 則彦
30
,
前島 禎也
30
,
林 髞
34
,
奥村 修三
35
,
遠藤 清昭
15
,
妹尾 博吉
15
,
成田 敦
15
,
吉田 茂
15
,
芳賀 昭
15
,
水谷 稔
36
,
高城 晋
37
,
岡田 次雄
37
,
祖父江 逸郎
37
,
鈴木 正康
38
,
渡辺 英雄
37
,
佐野 圭司
39
,
朝倉 哲彦
40,42
,
中摩 昭二
40
,
日高 靖彦
41
,
竹内 宏
34
,
唐橋 善雄
34
,
藤森 聞一
43
,
斉藤 陽一
44
,
高下 弘夫
45
,
奥寺 恒夫
45
,
難波 寿夫
46
,
藤井 喬夫
21
,
大塚 俊郎
34
,
上村 彰一
34
,
金子 仁郎
47
,
日高 靖彩
47
,
菱川 泰夫
47
,
志水 彰
47
,
亀田 英明
47
,
宮崎 浄
47
,
斉藤 陽
44
,
陣内 伝之助
21
,
山本 泰久
21
,
俣野 栄
21
,
笠原 潤治
21
,
森 昭胤
21
,
永井 一夫
48
,
宮田 慶三郎
48
,
柳沢 一雄
48
,
中村 俊郎
48
,
栖原 六郎
45
,
山口 勝広
45
,
渡辺 京子
45
,
関 園子
45
,
三浦 きみ
45
,
奥村 二吉
49
,
河井 清
49
,
池田 久男
49
,
渡辺 昌祐
49
,
熊代 永
49
,
丸川 尚一
49
,
市山 卓爾
49
,
山田 高春
49
,
岩田 金治郎
50,54
,
橋本 義雄
50
,
中島 典英
50
,
中島 正光
50
,
都守 淳夫
51,52
,
河合 雅雄
51
,
伊谷 純一郎
51
,
三輪 和雄
52
,
猪子 勝明
52
,
楢林 博太郎
53
,
岩田 金治郎
54
1札幌医科大学
2福島医大遠藤外科
3新大脳外科
4福島大
5東京医歯大第二外科
6鹿児島大第一外科
7鹿児島大精神神経科
8虎の門病院脳神経外科
9東大木本外科
10熊本大第一外科
11桶狭間病院神経科,外科
12札幌医大脳神経外科
13慶大相沢内科
14阪大武田外科
15東北大桂外科
16東大清水外科
17金沢大第一外科
18新大脳神経外科,脳研究所
19中京病院脳外科
20岩手医大光野外科
21岡山大陣内外科
22群大渋沢外科
23神戸医大藤田外科
24新潟大学
25神戸医大第一外科
26精神医学研究所
27千葉大解剖
28東京歯科大整形外科
29阪大久留外科
30和歌山医科大第1(竹林)外科
31岡大産婦人科
32陣内外科
33奈良医大堀外科
34慶大生理
35岡大第1外科
36三重県立大外科
37名大日比野内科
38第一生理
39東大脳神経外科,脳研
40鹿児島大神経精神科
41阪大神経科
42鹿児島大
43北大第二生理
44東大神経科
45日大歯学部生理
46謳生会病院
47阪大精神神経科
48日大歯学部理化学
49岡山大神経科
50名大第一外科
51日本モンキーセンター
52社会保険中京病院脳神経外科
53順天堂大
54名大橋本外科
pp.817-831
発行日 1961年10月1日
Published Date 1961/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201134
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92)脳腫瘍における大脳半球剔除について
脳腫瘍に大脳半球別除迄も敢えて施行すべきや否やに関しては論義があるが,二例の自家経験から下記の如き見解を有する。
症例:第1例は当時10歳男子の右頭頂から側頭葉にかけてのastrocytomaの患者に略々全剔を施行したが,視交叉部に近い一部を残存せし為に,再発をくり返し,第1回手術後約4年で,第5回手術として右半別を施行。手術に際しては腫瘍浸潤に依り止むなく右視床を切除した。術後約1年で,恐らく腫瘍の再発に依り死亡した。組織所見はastrocytoma以外にoligo様の部分glioblastorna様の部分があり,再発をくり返す間に悪性化したものと思われる。第2例は46歳女子。左頭頂葉のPeriterial sarcomaの疑診がおかれた患者に第2回目の手術で左大脳半球別除を施行。腫瘍浸潤の為左視床をも切除。術後2カ月にて髄膜炎を併発し死亡した。此の二例から,本手術の適応となるものは,慢性に発育し再発をくり返す第1例の如きが最も適応であり,悪性腫瘍は極めて初期には対象となるが,多少遅れると疑問となる。別除範囲としては視床・視床下部を温存すべきで,第1例で術後記銘力の軽度低下・恥ち感の欠除,漸く自立し得るが歩行不能,時に尿を失禁する等の脱落症状高度であつた原因は視床に侵襲が及んだ為と考えられる。
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