学会抄録
第20回日本脳神経外科学会総会一般演題抄録
堤 時彦
1
,
千秋 哲郎
1
,
中浜 博
1
,
川名 悦郎
2
,
草間 敏夫
2
,
清水 信夫
3
,
橋本 一成
3
,
前田 敏博
3
,
鳥井 一美
3
,
山本 輝雄
4
,
木村 忠司
4
,
新津 勝宏
5
,
高橋 孝
5
,
東 青高
6
,
内山 八郎
7
,
中村 昭典
7
,
白尾 哲哉
7
,
市来 斉
7
,
池上 信夫
7
,
内山 一雄
7
,
加治佐 隆
7
,
川井田 孝
7
,
相良 吉郎
7
,
若松 道範
8
,
岩淵 隆
9
,
稲本 晃
10
,
村山 良介
10
,
細川 昌俊
11
,
都留 美都雄
12,13
,
竹田 保
12,13
,
矢田 賢三
12,13,15
,
柏葉 武
12,13
,
角田 実
12,13
,
竹林 弘
14
,
岩原 寅猪
16
,
白方 誠弥
17
,
小野 勢津男
17
,
野村 史郎
17
,
高山 重信
18
1精神医学研究所
2千葉大解剖
3阪大第一解剖
4京大・第2外科
5岩手医大瀬田外科
6岩手大医小児科
7鹿児島大第一外科
8三股町立病院外科
9東北大桂外科
10京大麻酔科
11慶大整形
12北海道大精神科
13北海道大脳神経外科
14和歌山医大第一外科
15北大脳神経外科
16慶大整形外科
17岩手医大光野外科
18国立東京第一病院外科
pp.105-108
発行日 1963年1月1日
Published Date 1963/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201406
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(A−1)体制領I,IIと後索核,三叉神経核との連絡
猫の大脳皮質知覚運動領野(体制領I,II)から延髄への投射を誘発電位法によつて追求した。
オリーブ核上部高ならびに下部高の皮質対側において潜時は内側網様体,外側網様体,後索核および三叉神経脊髄路核のすべてにおいて,0〜2msecが多かつた。これに対して同側では,内側網様で0〜2msec,外側網様体で2〜4msec,後索核,三叉神経核では4〜10msecが,多かつた。これらの結果と,Nauta氏法による変性線維との比較により,対側においては,皮質より錐体路を下り,そこで交叉し,シナップスを介することなく網様体を通過し,後索核,三叉神経脊髄路核に終る線維の多いことが分つた。
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