Japanese
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海外文献
薬物による神経傷害,他
Drug-induced neurological disorders.,他
Spillane, J. D.
pp.589
発行日 1964年7月1日
Published Date 1964/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201670
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Chlorpromazineなどはけいれん,てんかん発作を惹起することがありreserpineもてんかんをひきおこすことが有名。INAは末梢神経症,精神病のみでなく,てんかんをおこす。chlorambucilもepileptogenである。これらのうち臨床的に最も注意されるのはcycloserineである。
脳神経に毒作用を発揮するものにモルヒネ縮瞳のような周知のもの以外として,バルビタール眼振,アルコールによる眼振消失,stilbamideによる三叉神経痛,phenothiazineによる錐体外路症状,砒素による視神経萎縮など有名。ことにキニネ誘導体chloroquine retinopathyは約30%の頻度で重症にもなりうる。INA視神経萎縮は失明にまでゆくのもあり,投薬中止で復元するのもある。ステロイドで脳内圧亢進,うつ血乳頭のおこることも有名。これは小児に多い。ストマイ難聴は改めていうまでもあるまい。
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