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神経眼科,他
向野 和雄
1
1北里大
pp.352-354
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209674
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Dresner SC, Kennerdell JS : Dysthyroid orbitopathy. Neurology 35 : 1628-1634, 1985 いわゆる内分泌性眼(窩)症dysthyroid or-bitopathyの本態は甲状腺機能異常とは関係なく出現することが頻々であり,そのために種々の眼窩,神経疾患との鑑別が重要となってくるもので,日常臨床で誤診されやすい.またその名称もGraves'ophthalmopathy, endocrine exophthal-mosなど色々である.本論文は本症に対する見解を臨床を中心に総説的にまとめたものである.
先ず臨床症候を5項目①眼窩うっ血②眼瞼後退症,グレーフェ症候,③眼球突出,④ミオパチー,⑤視神経症に分け,その臨床像の特徴,診断,鑑別診断をまとめて示している.次でそれぞれの症候に対する治療法の実際と限界を述べている.
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