カンファレンス
神経病理カンファレンス(15)
五島 雄一郎
1
,
松山 春郎
2
1慶応義塾大学医学部内科
2慶応義塾大学医学部病理
pp.360-363
発行日 1964年4月1日
Published Date 1964/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201629
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〔臨床所見〕
症例:5歳,男児。
現病歴:患者は7月3日から感冒ぎみ。発熱には気づかなかつたが,二度嘔吐があつた。7月9日午後,37.2〜37.3℃の微熱と歩行障害を認め,不機嫌で元気がなくなつた。その前に該部に疼痛や知覚異常などがあつたか否か判然としない。7月10日朝,両上肢にも麻痺を認めるとともに分泌物の喀出・嚥下不能となり,午前10時栃木済生会病院に入院した(入院時所見は後記)。
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