カンファレンス
神経病理カンファレンス(11)
五島 雄一郎
1
,
松山 春郎
2
1慶応義塾大学医学部内科
2慶応義塾大学医学部病理
pp.238-241
発行日 1962年3月1日
Published Date 1962/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201222
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症例
患者は大正12年生まれ,36歳。Hauptklageは眼が非常に見えにくい,歩きにくいということで来院した。経過は昭和32年2月に,眼が痛いということから始まり,そのとき眼が非常に充血したという。その後,鉄錆のような匂いがする(実際にはそういうことはあり得ないということが分つておりながら)という訴えがあつた。
婦人科でホルモン療法をうけた。それから4月頃に頭が非常に痛かつた。嘔吐はしばしばみられるようになつた。
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