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特集 頭部外傷
〔9〕わが教室における頭部外傷の統計的観察
STATISTICAL OBSERVATIONS ON HEAD INJURIES
脇坂 順一
1
,
倉本 進賢
1
,
高木 繁幸
1
,
福田 俊一
1
Jun-ichi Wakizaka
1
,
Shinken Kuramoto
1
,
Shigeyuki Takagi
1
,
Shun-ichi Fukuda
1
1久留米大学医学部脇坂外科
1Dept. of Surgery, Univ. of Kurume, School of Medicine
pp.932-934
発行日 1962年10月1日
Published Date 1962/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201346
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近時,頭部外傷が急速に増加していることは,周知のとおりである。われわれも頭部外傷患者に接する機会が多くなつたので,この際反省の意味で,過去10年間の教室における入院患者について統計的な観察を行なつた。
まず175例の症例を年度別にみると第1図のように,年間入院患者総数の約1.5から3.3%と意外に少なく,ただ急性期症例が最近いくぶん増加の傾向を示しているのみである。このことは,救急患者の少ない大学病院の特殊性によるものであろう。
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