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特集 脳腫瘍の臨床
〔10〕脳下垂体部腫瘍に対する経鼻手術後のレ線像の変化とその予後との関係
THE RELATIONSHIP BETWEEN THE RADIO-GRAPHIC CHANGES AND THE PROGNOSIS AFTER TRANSSEPTAL RESECTION OF HYPOPHYSEAL TUMOR
高橋 良
1
,
山崎 可夫
1
,
隠明寺 覚
1
,
樋崎 享
1
,
岡田 諄
1
,
笠原 行喜
1
Ryo Takahashi
1
,
Yoshio Yamazaki
1
,
Satoru Onmyhoji
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科
1Dept. of Otolaryngology, Jikei Univ. School of Medicine
pp.793-797
発行日 1962年9月1日
Published Date 1962/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201317
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はじめに
脳下垂体部腫瘍の手術的療法には,古くから開頭法と経鼻法の2方法があり,両者の優劣が種々の観点より論議されている。経鼻法は現在のところ,わが国では当教室のみで行なわれ,今次大戦後より最近まで30有余例を経験しており,日本脳神経外科学会においても,数回にわたつてその成績を報告してきたが,今回はこれらの症例のうち,術後比較的長期にわたつて,その経過を観察し得た症例のレ線像の変化と症状の経過との関係について述べる。
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