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特集 脳浮腫・血液脳関門
組織学的にみた尿素の脳浮腫におよぼす影響
HISTOROGICAL STUDIES OF INFLUENCES OF UREA ON CEREBRAL SWELLING
橋本 義雄
1
,
浅井 昭
1
Yoshio Hashimoto
1
,
Akira Asai
1
1名古屋大学医学部外科
1Dept. of Surgery, Nagoya Univ. School of Medicine
pp.399-400
発行日 1962年5月1日
Published Date 1962/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201252
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家免を用い両側総頸静脈結紮および矢状洞頭頂後頭部クリップによる脳浮腫の発生と尿素の効果との関係をアストロサイトの態度から検討した。注射量は毎kg1gm30%尿素蒸溜水溶液を静注した。
1.両側総頸静脈結紮群では第2図のようにアストロサイトの密度減少が認められたが,尿素注射後30分では第3図のように密度は増加して脳容積の減少が認められた。1時間後には第4図のように注射前に復しつつあることが認められた。
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