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特集 定位脳手術
動物における定位脳手術の固定について—動物の固定が脳波に及ぼす影響
INFLUENCE OF STRAINED POSITION ON EEG IN RABBIT
高木 健太郎
1
Kentaro Takagi
1
1名古屋大学医学部第一生理
11st Dept. of Physiology, Nagoya University, School of Medicine
pp.53-55
発行日 1962年1月1日
Published Date 1962/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201186
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私自身は定位脳手術の方を行つていないが,私が討論者に加えられたのは,前からやつている皮膚に加えた圧迫がある程度不随意運動に対して効果がある,そういうことがどのくらい定位脳手術に関係があるかということであろうと思う。
前に行つたように,眼振盪というのが緩徐相,急速相とからなつていて,この両相に対して,圧迫刺激と触刺激とがちようど反対の作用を示している。圧迫を加えると,急速相が押えられて緩徐相が強くなる,また触刺激を与えると緩徐相が押えられて急速相が盛んになる,Nystagmusというものは実は適当な方法を行なうと全身に起つてきて,ご存じのように頭振盪があるが,そのほかに全身性振盪というものをわれわれは発見した。
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