Japanese
English
特集 合成エストロゲンの生物学と臨床
Metballenestrilの動物性器に及ぼす作用
Action of methallenestril on the animal sexual organs
後藤田 博之
1
,
秋田 伝
1
Hiroyuki Gotoda
1
,
Tutae Akita
1
1金沢大学医学部産科婦人科学教室
pp.95-98
発行日 1956年2月10日
Published Date 1956/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201320
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I.緒言
現今臨床上に応用されて居る卵胞「ホルモン」は天然品(妊婦或は妊馬等の尿から抽出されたもの),合成品で,従来卵胞「ホルモン」として治療界に提供されて居るSterine系の天然Estro-gen並びにStilben系の合成Estrogen等とは全く異つた化学構造を有する新合成物質であるMe-thallenestrilに就いて動物実験を試みたのでその成績を報告する。
Methallenestril(以下M.S.と省略す)の化学構造式はでNaphtaleinの誘導物質であり,Courrier,Horeau,及びJacques,等の研究に依り非常に強力なEstrogen作用を有することが明らかとなつたものである。本剤は「バレストリール」の市販名で本邦に於いても発売使用されつゝある。
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