Japanese
English
研究
白血球DNA定量に及ぼすホルマリン固定の影響
Decrease of Accuracy of DNA Cytometry Due to Formalin Fixation
桑岡 勲
1
,
中西 和夫
1
,
長谷 一憲
1
,
山崎 亜矢子
1
,
桑名 恭子
1
,
坂田 優美
1
,
古賀 順子
1
,
長家 尚
2
Isao KUWAOKA
1
,
Kazuo NAKANISHI
1
,
Kazunori HASE
1
,
Ayako YAMASAKI
1
,
Yasuko KUWANA
1
,
Masami SAKATA
1
,
Junko KOGA
1
,
Hisashi NAGAIE
2
1飯塚病院中央検査科
2飯塚病院外科
1Department of Central Labortory, Iizuka Hospital
2Deparment of Surgery, Iizuka Hospital
キーワード:
DNA定量
,
定量性
,
白血球
,
ホルマリン固定
Keyword:
DNA定量
,
定量性
,
白血球
,
ホルマリン固定
pp.227-230
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902839
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ホルマリン固定パラフィン包埋切片標本からのDNA定量は組織との対比が可能である利点を有するが,その定量性が低下する欠点が存在する.この定量性が失われる要因を明らかにするために,リンパ球,顆粒球,単球の3者を全く同一条件下でホルマリン固定の影響をDNA定量して検討した.ホルマリン固定は細胞質のみならず核にも直接影響し,かつその影響の程度は細胞の種類によって異なるため定量性が低下することがわかった.
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