第3回脳機能生化学班協議会報告

　昨年度，塚田教授を班長として文部省総合研究班が結成せられ「中枢神経系の生化学的研究」という課題の下に神経化学の分野で多大の成果をあげて来たが，昭和36年度もひき続いて継続することとなり5月27日（土）午後1時半より銀座三木ビル8階会議室に於て，塚田班長司会の下に第3回協議会がもたれた。協議事項として研究費分配の件，今年度並びに来年度の研究計画が討議され今年度は「行動の機能生化学」を主要テーマとして研究を推進することになり，研究費等もこの線に沿つて配分されることとなつた。尚来年度の計画についても次期協議会迄に案を持ちよつて頂くことになつた。更に今秋東京都市センターホールで開かれる神経化学懇話会についても，各班員の協力が要請された。ひきつづいて各班員の研究報告が行われ終始活発な討論があり午後8時過ぎに会を閉じた。次期協議会は東京に於て神経化学懇話会の前日11月24日（金）に行われる予定である。

　出席者は塚田班長，相沢班員，柳沢班員，高橋（良）班員，高橋（康）班員，佐藤班員，高垣班員，黒川氏（秋元班員代理），湯浅氏（台班員代理），佐野班員代理で川北班員は欠席。