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第1回燐酸代謝班研究協議会報告
奥貫 一男
1
,
高橋 泰常
2
,
関根 隆光
3
,
真野 嘉長
4
,
中尾 真
5
,
中村 道徳
6
,
中 脩三
7
,
塚田 裕三
8
,
緒方 規矩雄
9
1阪大・理・生物
2群馬大・医・生化
3順天大・医・生化
4東大・医・生化
5東大・医・栄養
6東大・農・農化
7九大・医・神経精神
8慶大・生理
9新潟大・医・生化
pp.43-45
発行日 1957年2月15日
Published Date 1957/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905932
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文部省科学研究費による綜合研究班「ATPその他燐酸化合物の生体内の意義」の第1回研究協議会は,7月26日(木)午後1時30分より学士会館(赤門前)で行われ,各班員の業績発表に対して熱心な討論がなされ,今後の研究班の綜合的研究活動に資するところ大であつた。以下はその要旨である。紙数の都合で討論は省略した。
1.ATPの酵素的定量法についての検討
ATPを生体から抽出し,粗標品のまま定量するためには,ATPに特異的に働らく酵素反応を用いる必要が生ずる。その酵素反応は,ATPに特異的であることが必須条件で,反応が一方的に進行することが望ましい。
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