Japanese
English
文献
Corticobulbar connections to the pons and lower brain-stein in man/脳外科と調節呼吸
Discussion on the value of controlled respiration in neurosurgery
H. G. J. M. Kuypers
,
Hunter, A. R.
pp.1024,1058
発行日 1960年12月1日
Published Date 1960/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201010
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人脳で大脳皮質から下行する変性線維の延髄および脊髄における分布をしらべた。4例の病変脳はいずれも中大脳動脈の閉塞による脳軟化症あるいは内包の出血があつた。これをNauta-Gygax銀染色法により観察した。
変性線維は脳神経運動核に入る。三叉神経運動核,顔面神経核,舌下神経核,脊髄上核には多くの変性線維があり,また副神経核にもわずかにみられる。外転神経核には変性線維が追及されない。臨床的に重要なので顔面神経核内の分布をさらにくわしくしらべたところ,両側とも背側と腹側の細胞群に密な変性線維があり,中間群にはそれよりはるかに少ない変性があるのみであつた。左右差は腹細胞群が著しく,傷反対側のそれには顕著な変性線維が分布している。
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