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Medical Literature Abstracts
pp.52-53
発行日 1953年1月1日
Published Date 1953/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200328
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Observation on the mechanism of experimental cerebellar seizures
S. L. Clark & J. W. Ward.
J. Neurophysiol. 15(3) : 221, 1952
小腦を電氣的刺戟すると,特有なtonic seizureが起る。發作は意識が侵されず,緩慢な運動が次々におこる。この發作は大腦皮質の大部分又は運動野を除去しても起る。又その下行性經路は不明であるが,大腦脚,錐體,四肢からの後根切斷,迷路,兩側第8神經,頸部1, 2. 3の神經を切つても起る。小腦を完全に半截すると,刺戟と同側に起る。大腦の運動野と小腦とを同時に刺戟すると,大腦皮質の刺戟によつて起つた運動の抑制は見られない。又或程度のfacilitationが認められる。又大腦皮質からの運動やassociated movementにより小腦性の反應が中絶したり變えられない。自發的運動は小腦の反應に重疊する。發作の間刺戟時と反應時と運動の状態が異る。
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