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Medieal Literature Abstracts
pp.367-370
発行日 1951年11月1日
Published Date 1951/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200246
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腦室輸尿管吻合術
Journal of Neurosurgery,1949年5月誌(Vol, VI,No. 3)誌上に交通性腦水腫の1例に行つた小徑口のpo-lyethylene tubeを用いlumbar laminectomyとne-phrectomyにより脊髄腔と輸尿管との吻合術に就いて報告したが,この度はaqueduct或は第四腦室及びsur-face subarachnoid pathwayに於ける交通障碍のある例に側腦室内の腦脊髄液を直接に何處かそれを吸收するか排泄するとこるへ移入出來るように同樣のtubeを背部のSubcutanを通して側腦室と輸尿管との吻合術を行つて成功した。
手術は簡單で最初subcostal nephrectomyから始めureterに取りつけたtubeを同側の背部のsubcutanを通し,之をposterior temporo-occipital areaに穿穴して側腦室に導入する。術後2カ月から15カ月までの4例と3例の幼兒の經驗では何れも成功しinfectionも異物反應その他の副作用もなく頭蓋内壓の増加をとめた。
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