Japanese
English
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人頸動脈體の微細構造に就いて
Histological Observation on the Human Carotid Bodies.
久代 登喜男
1
Kushiro, Tokio
1
1日本大學醫學部内科教室
1Medical Dept., Nihon Univ.
pp.373-377
発行日 1949年11月1日
Published Date 1949/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200071
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頸動脈毬(體)の微細構造については,すでに多くの記載があるが,臨牀ならびに實驗的研究のたえまないすすみにしたがつて,形態學的にもいくつかの吟味が必要になつたので,わたくしは,ここに,人體について觀察した2,3の知見を補遺したい。
標本はオルト固定,ヘマトキシリン・エオジン染色と,v. grossまたはCajal法によつて鍍銀した。v. gross法においては,Sunder-Plasmannのこまかい注意が役立つた。數あるCajal法のうちで,わたくしの常用したものは,アンモニア性アルコール・ピリジン・抱水クロラール固定法である。
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