原著
新生兒體重消長に就いて
衞藤 毅
1
1國立久里濱病院産婦人科
pp.239-242
発行日 1950年6月10日
Published Date 1950/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200355
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
安藤教授は新生兒期の定義を新生兒の生理的に起る初期體重減少が生時下體重に復する期間としているが,この期間は果して幾日間であるか,文献にてはCzerny u.Kellerは第8〜10日,Heide—mannは男兒は女兒より少しく早く7.66日,女兒は7.82日で平均7.74日とし,我國にては宮崎8.5日,廣瀨・志賀10日,笠原10日,張6.7日,古家8〜9日,橋本8.39±0.19日(昭18-20年)8.31±0.13日(昭3〜10年)等の報告あるも何れも少數例にして,且つその計算上に疑義あるにより再檢討を試みるを必要と認め,これに附隨せる2,3の事項につき調査せる結果を報告す.
Copyright © 1950, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.