原著
人黄體に及ぼす大量エストロゲンの黄體刺戟作用(luteotrophic action)に就いて
小林 隆
1
,
高木 繁夫
1
1東京大學醫學部産科婦人科學教室
pp.249-253
発行日 1952年6月10日
Published Date 1952/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200628
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緒言
黄体機能の調節因子に關してなされた今日迄の研究を大別すれば, 廣義のluteotrophic又はluteolytic substan-cesの研究ということになり,即ち (1)下垂體前藥のL.H.及びLuteotrophin 又はProlactin. (2)胎盤性(chorionic)Gonadotropin及 びAstwoodのCyonin. (3)性腺ホルモン(以下ホと略)即ち卵砲 ホ,黄體ホ及び男性ホ。 (4)副腎皮質刺戟ホ及び副腎皮質ホ。 (5)哺乳(Suckling)及び乳汁分泌(Lact ation)の面から。 (6)子宮殊に内膜の黄體に及ほす逆作用。 (7)甲状腺及び甲状腺ホとの關係。 (8) Vitamin類就中Eの研究(之はむしろ Psogesterone Metabolismに關係する) の如くなる。
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