Japanese
English
脳・脊髄のMRI画像アトラス
急性の顔面神経麻痺で発症した耳下腺腫瘍
Acute Facial Paralysis as the Initial Presentation of Parotid Tumor
小出 玲爾
1
,
島袋 亜子
2
,
磯崎 英治
1
,
林 秀明
1
1東京都立神経病院神経内科
2東京都立府中病院麻酔科
pp.374-375
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100477
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- Abstract 文献概要
症 例 36歳,男性
主 訴 左顔面の麻痺
既往歴 特記すべきことなし。
現病歴 平成13年2月中旬,比較的急速に左眼瞼が垂れ下がり,左口角から水がこぼれやすくなった。麻痺は数日かけて増悪(症状は数日で完成)したため某院を受診した。同院では頭部MRIが施行されたが,明らかな異常所見なしと判断され,臨床的にも急性発症の末梢性顔面神経麻痺であったためBell麻痺と診断された。ステロイド剤内服により治療開始され,顔面のリハビリテーションなどが施行されたが麻痺の程度は全く改善せず,同年11月精査・加療目的で当院に紹介受診となった。
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