資料
Individual Fitness Score(IFS)による治療ガイドライン一致率の評価—臨床での活用に向けて
福本 健太郎
1
,
稲田 健
2
,
村岡 寛之
2
,
井手 健太
3
,
小高 文聰
4
,
越智 紳一郎
5
,
安田 由華
3,6
,
飯田 仁志
7
,
堀 輝
7
,
大井 一高
8
,
市橋 香代
9
,
伊藤 颯姫
3
,
川俣 安史
10
,
古郡 規雄
10
,
橋本 亮太
3
1岩手医科大学医学部神経精神科学講座
2北里大学医学部精神科学
3国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部
4東京慈恵会医科大学精神医学講座
5愛媛大学大学院医学系研究科精神神経科学
6医療法人フォスター生きる育む輝くメンタルクリニック
7福岡大学医学部精神医学教室
8岐阜大学大学院医学系研究科精神医学分野
9東京大学医学部附属病院精神神経科
10獨協医科大学医学部精神神経医学講座
キーワード:
individual fitness score
,
IFS
,
うつ病
,
major depression
,
統合失調症
,
schizophrenia
,
ガイドライン
,
guideline
Keyword:
individual fitness score
,
IFS
,
うつ病
,
major depression
,
統合失調症
,
schizophrenia
,
ガイドライン
,
guideline
pp.1215-1223
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405207382
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
抄録
診療ガイドラインは臨床現場における課題について,治療者と患者の意思決定を行う際,それを支援する目的で作成されたものである。今回,個々の患者に対する治療のガイドライン一致率を評価するため,評価式として統合失調症版とうつ病版のindividual fitness score(IFS)を開発したため紹介する。治療内容をガイドライン一致率として数値化し可視化することで,具体的にどの要素がガイドラインの推奨治療に準じていないのかを把握することができる。この治療のガイドライン一致率は,日常臨床における治療方針決定のサポートツールとして役立つ可能性があると考えている。
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.