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特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
インターネットを用いた精神医学教育—医療系学生を主な対象として
Psychiatric Education with E-Lerning:Mainly for Medical Student
松崎 朝樹
1
Aasaki Matsuzaki
1
1筑波大学医学医療系精神医学
1Department of Psychiatry, Faculty of Medicine, University of Tsukuba, Japan
キーワード:
精神医学教育
,
psychiatric education
,
eラーニング
,
e-lerning
,
YouTube
Keyword:
精神医学教育
,
psychiatric education
,
eラーニング
,
e-lerning
,
YouTube
pp.967-973
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206693
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抄録 感染症の流行を契機に感染リスクを減らすことを目的として,多くの教育機関でeラーニングが活用されている。筆者は医療系の学生を対象とした精神医学の教育にYouTubeの動画を主に用いたeラーニングを活用してきた。動画を制作するにあたり,学ぶ者の孤独感を減らし注意集中を保つため,分節化し,視認性の高い大きな字で資料を提示し,生きいきとしたプレゼンテーションを心がけるなどの工夫に努めた。精神医学をYouTubeで扱うにあたり,興味本位の視聴を誘う不適切な扱いが精神障害者への偏見を強め得るなど注意を要する点も少なからずあった。YouTubeで公開された動画は学生の教育以外にも,臨床で患者への説明の補助にも使用でき,精神医学的な知識の普及は国民の心の健康の保持・増進や精神障害者への偏見の減少などを通して社会的に貢献し得る。本稿では,eラーニング動画を用いた精神医学教育の手法,意義および課題について報告した。
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