増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
第3章 薬物療法の先達
抗うつ薬の歴史的展開とその薬理特性からみたうつ病を早く治すための薬物療法
村﨑 光邦
1,2
1CNS薬理研究所
2北里大学
キーワード:
うつ病
,
depression
,
抗うつ薬
,
antidepressants
,
薬理学的選択
,
pharmacological choice
,
臨床説明
,
clinical explanation
Keyword:
うつ病
,
depression
,
抗うつ薬
,
antidepressants
,
薬理学的選択
,
pharmacological choice
,
臨床説明
,
clinical explanation
pp.620-629
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206341
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clinical pearl
・正しい薬物療法を心がけるには,まずは治療薬がどのような経緯で開発され,臨床の場に導入されていったかを知ることである
・うつ病の診断の決め手は,「だるくて,しんどくて,やる気が起きない」である
・うつ病の告知には生物学的説明—この方法が患者さんに最も受け入れられる
・薬物療法にあたっては,何をどのようにする薬かを十分に説明し,有害事象の説明に時間をかける
・抗うつ薬の選択にあたっては生物学的説明が生きる
・抗うつ薬の使い方は単純明快に—単剤療法から始めよう
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