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Seishin Igaku Volume 67, Issue 2 （February 2025）

精神医学 67巻2号（2025年2月発行）

Japanese English

特集若者の自殺対策—精神保健の専門家としてリスクをどう捉えて対応するか

児童・思春期・青年期のうつ病に対する薬物療法について最低限知っておきたいこと What You need to Know about Drug Therapy for Depression in Children, Adolescents, and Young Adults 冨吉研策 ¹ , 古郡規雄 ¹ Kensaku Tomiyoshi ¹ , Norio Yasui-Furukori ¹ ¹獨協医科大学病院精神神経医学講座 ¹Department of Psychiatry, Dokkyo Medical University School of Medicine, Tochigi, Japan キーワード：児童・思春期・青年期 , children，adolescents，and young adults , うつ病 , depression , 薬物療法 , pharmacotherapy , 抗うつ薬 , antidepressants , 併用療法 , combination therapy Keyword: 児童・思春期・青年期 , children，adolescents，and young adults , うつ病 , depression , 薬物療法 , pharmacotherapy , 抗うつ薬 , antidepressants , 併用療法 , combination therapy pp.189-194

発行日 2025年2月15日 Published Date 2025/2/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810670020189

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参考文献 Reference

抄録

　本稿では，児童・思春期・青年期におけるうつ病に対する薬物療法の現状と，その効果，安全性，治療選択における留意点について検討する。近年，選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI）や新規抗うつ薬がこの年代で広く使用されているが，その効果や副作用に関しては依然として議論が続いている。本稿では，最新の研究成果を基に，これらの薬物の適応と限界を明らかにし，臨床現場における治療選択の指針を示すことを目的とする。