Japanese
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特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
若年性認知症の本人・家族の生活実態と求められる支援
Living Conditions of People with Early-onset Dementia and Their Family, and Required Supports
小長谷 陽子
1
Yoko Konagaya
1
1認知症介護研究・研修大府センター研究部
1Department of Research, Obu Center for Dementia Care Research and Practices, Obu, Japan
キーワード:
若年性認知症
,
early-onset dementia
,
生活実態
,
living conditions
,
就労状況
,
employment situation
,
社会資源の利用
,
use of social resources
,
若年性認知症支援コーディネーター
,
early-onset dementia support coordinator
Keyword:
若年性認知症
,
early-onset dementia
,
生活実態
,
living conditions
,
就労状況
,
employment situation
,
社会資源の利用
,
use of social resources
,
若年性認知症支援コーディネーター
,
early-onset dementia support coordinator
pp.1493-1500
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206219
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抄録 65歳未満で発症する若年性認知症は,現役で働いている世代であり,病気のため失職すると経済的に困窮することになる。また,社会的にも重要な役割を果たしている場合が多く,人材が失われるなど影響が大きい。若年性認知症の人は,適切な環境で生活することで安定した状態を維持でき,家族の不安や負担も軽減される。そのためには,医療機関,介護保険だけでなく,雇用,障害者福祉などのさまざまな既存の制度の活用とそれらを結びつける密な連携が必要である。
我々が行った全国15府県,および今回のAMEDの若年性認知症調査の結果から,その生活実態を比較分析した。就労状況,介護保険や社会資源の利用状況,経済状態などの結果から,今後求められる支援について,若年性認知症支援コーディネーターの役割などを含め,記述した。
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