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研究と報告
熱性けいれんから無熱性けいれんへの移行例—Ⅱ.因子分析法による研究
Febrile Convulsions Followed by Nonfebrile Convulsions: Ⅱ. Factor Analysis
坪井 孝幸
1
,
山村 晃太郎
2
Takayuki Tsuboi
1
,
Kōtarō Yamamura
2
1東京都神経科学総合研究所,遣伝学部門
2東京都神経科学総合研究所,疫学部門
1Dept. of Genetics, Tokyo Metropolitan Institute for Neurosciences
2Dept. of Epidemiology, Tokyo Metropolitan Institute for Neurosciences
pp.1167-1171
発行日 1977年11月15日
Published Date 1977/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202684
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Ⅰ.まえがき
これは熱性けいれんから無熱性けいれんへの移行例の臨床的・脳波学的・追跡的研究(第1報)2)の続報である。したがって熱性けいれんの概略についてはすでに述べたので,ここでは繰り返さない。本研究の目的は熱性けいれん児を予後から,1)熱性けいれんのみ,2)無熱性けいれんへの移行例,3)熱性けいれんの既往を有し,今回種痘の相談に来院したものの3群に分け,因子分析法を用いて,おのおのの群を構成する要因の抽出を試みることにある。この種の分析を熱性けいれんに応用したのは,本研究がはじめてである。
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