Japanese
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特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅲ.疾患別
E.神経筋疾患
熱性けいれん
Febrile seizure
夏目 淳
1
Jun Natsume
1
1名古屋大学大学院医学系研究科障害児(者)医療学寄附講座
キーワード:
てんかん重積状態
,
急性脳症
,
ジアゼパム
,
ミダゾラム
,
解熱薬
Keyword:
てんかん重積状態
,
急性脳症
,
ジアゼパム
,
ミダゾラム
,
解熱薬
pp.539-542
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001287
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1 疾患概念
1)定 義
熱性けいれんは主に生後6~60か月に起こる。通常は38°C以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性,非けいれん性を含む)と定義され,髄膜炎などの中枢神経感染症,先天代謝異常,その他明らかな発作の原因がみられるものは除外される1)。また,すでにてんかんと診断されている場合は,有熱時発作でも熱性けいれんとはよばないほうがよい。
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