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特集 地域精神医学—その理論と実践
第63回日本精神神経学会総会シンポジウム
地域(農村)精神衛生活動の諸問題—とくに地域家族会を中心として
Some Problems on Community Mental Hygiene, with emphasis on the family association of psychotics in a rural area
中沢 正夫
1
,
峰村 光平
2
,
山越 剛
3
M. Nakazawa
1
,
K. Minemura
2
,
T. Yamakoshi
3
1群馬大学医学部精神科
2大島病院
3山越病院
1Dept. of Neuropsych., School of Med., Gunma Univ.
2Oshima Hospital
3Yamakoshi Hospital
pp.801-804
発行日 1966年10月15日
Published Date 1966/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201075
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I.はじめに
初めに地域精神衛生活動の意味をつぎのように限定しておく。すなわち"精神科医の参加のもとに一定地域内の精神障害者を早期に発見し,入院または外来治療を適確に行ない,アフタケアを含めて患者を正しい精神医療の線にのせること,さらに患者をとりまく家族,地域の心理的,経済的,社会的環境を治療的に改善するいつさいの活動"をさす。われわれはこのような意味で,群馬県下の東村と長野県下の八千穂村で地域精神衛生活動を行なつてきた。
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