Japanese
English
研究と報告
精神病者の自殺行為—その予告徴候と動機について
On suicidal acts in psychotic patients with special references to their warning signs and motives
山田 広実
1
Hiromi Yamada
1
1鳥取大学医学部神経精神医学教室
1Depart. of Neuro-Psychiatry, Tottori University, School of Medicine
pp.183-188
発行日 1962年3月15日
Published Date 1962/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200419
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精神病者の自殺行為はまれではなく,その頻度は多くの研究者によつて高いことが報告されている。しかしこれらの異常行為は正しい治療と適切な処置によれば未然に防ぐことができる。自殺行為を防ぐには,自殺企図前あるいは自殺観念を認めたときの主観的ならびに客観的症状と,動機を明らかにすることが重要と思われる。この見地より,自殺行為を防ぐなんらかの手がかりをうるために,自殺を企図した者あるいは自殺意図を認めた者についてそれらの点を考察することとした。
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