書評
村井俊哉 著―精神医学の実在と虚構
加藤 忠史
1
1理化学研究所脳科学総合研究センター
pp.644
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405102764
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
その内容のみならず,構成の斬新さにも驚かされる,大変興味深い書物である。
村井俊哉氏は,ここで紹介するまでもなく,京都大学精神医学教室の教授として,精神医学の中でも中心的存在として活躍され,論文だけでなく,多くの著書や訳書も出版されている。中でも,最近のナシア・ガミー氏の『現代精神医学原論』,『現代精神医学のゆくえ―バイオサイコソーシャル折衷主義からの脱却』の翻訳は,大きなインパクトを与えた。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.