今月の主題 大腸疾患診療の新時代
大腸疾患診療:現在から近未来まで
大腸の平坦・陥凹型早期癌—幻から実在へ
工藤 進英
1
,
日下 尚志
1
,
木俣 博之
1
,
藤井 隆広
2
1秋田赤十字病院・外科
2秋田赤十字病院・内科
pp.1594-1600
発行日 1991年9月10日
Published Date 1991/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901059
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ポイント
1)早期大腸癌430病変の中で,平坦・陥凹型は60病変(14.0%)を占めた.
2)存在診断は,淡い発赤と褪色調で発見された.
3)質的診断には,空気変形と無名溝消失所見が重要であった.
4)拡大内視鏡・実体顕微鏡でのpit patternはIIIs,V型を呈した.
5)微小癌の治療の原則はstrip biopsyである.
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