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資料
ひきこもり大学生に対するデイケア参加の意義に関する検討―保健管理センターでの支援事例へのインタビューを通して
The Significance of Mental Health Day Care Services for University Students Manifesting Social Withdrawal
川乗 賀也
1
,
山本 朗
2
,
宮西 照夫
2,3
Yoshiya KAWANORI
1
,
Akira YAMAMOTO
2
,
Teruo MIYANISHI
2,3
1国保野上厚生総合病院
2和歌山大学保健管理センター
3紀の川病院
1Nokami Welfare General Hospital, Wakayama, Japan
2Wakayama University Health Administration Center
3Kinokawa Hospital
キーワード:
Social withdrawal
,
University students
,
Mental health day care services
Keyword:
Social withdrawal
,
University students
,
Mental health day care services
pp.37-43
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405102360
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抄録
和歌山大学保健管理センターでは,大学生のひきこもり事例に対し,2002年に「ひきこもり回復支援システム」を構築し,2010年には学内にデイケア室を設け,支援を行ってきた。今回,デイケア室を利用し,ひきこもりが改善した4事例を対象にインタビューを行った。その結果,ひきこもりに至る要因として全員に対人関係の困難が想定されるなどし,社会的スキルを伸ばす場所としてのデイケアの意義が再確認された。また,デイケア室が大学内に存在するため,デイケア利用により大学に仲間ができ,本人の孤立感軽減や仲間からの具体的支援を受けやすいこと,自らの回復過程がイメージしやすいことなどの利点も想定された。
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