Japanese
English
短報
ひきこもり大学生支援における精神保健福祉士の役割の1考察—和歌山大学「ひきこもり支援プログラム」で支援した1事例を振り返って
Implications in the Role of the Psychiatric Social Worker on Support Activities for University Students Manifesting Social Withdrawal
川乗 賀也
1
,
山本 朗
2
,
宮西 照夫
3
Yoshiya KAWANORI
1
,
Akira YAMAMOTO
2
,
Teruo MIYANISHI
3
1岩手県立大学社会福祉学部
2和歌山大学保健センター
3紀の川病院
1Faculty of Social Welfare, Iwate Prefectural University, Takizawa, Japan
2Wakayama University Health Support Center
3Kinokawa Hospital
キーワード:
Social Withdrawal
,
Psychiatric Social Worker
,
Support Activities
Keyword:
Social Withdrawal
,
Psychiatric Social Worker
,
Support Activities
pp.901-905
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200011
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
抄録
和歌山大学保健センターでは長年にわたり大学生の「ひきこもり」や「不登校」を支援してきた。2010年にはキャンパス内に集団活動や集団精神療法を提供できる場所として「キャンパス・デイケア室」を設置し,ひきこもり状態から回復するためのケアを4ステージに分類し,各ステージに対応した支援サービスを提供している。本報はこのキャンパス・デイケアで支援した1事例を振り返り,この分析においては,ソーシャルワークのみならず精神医学の知識を持つ精神保健福祉士が有する強みを検討し,ひきこもり大学生の支援において精神保健福祉士が果たしうる役割に考察を加えた。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.