Japanese
English
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
青年期におけるひきこもりの成因と長期化について
On The Background and Prolongation of Social Withdrawal in Adolescence
近藤 直司
1
Naoji KONDO
1
1山梨県立精神保健福祉センター
1Yamanashi Prefectural Mental Health Welfare Center
キーワード:
Social withdrawal
,
Psychopathology
,
Family situations
,
Psychotherapeutic approach
Keyword:
Social withdrawal
,
Psychopathology
,
Family situations
,
Psychotherapeutic approach
pp.235-240
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100854
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はじめに
本稿は,青年期における社会的ひきこもりの成り立ちに関する考察を目的としている。まず,ひきこもり状態の背景要因について整理すること,そして,ひきこもり状態の長期化に影響を与えていると考えられる要因についても考察の対象とし,①本人の精神病理,②家族状況を中心とした文化・社会的要因,③ひきこもりケースに対する精神科医療・精神保健サービスの現状という3つの観点について述べてみたい。
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