Japanese
English
Bedside Teaching
術後の嘆声
Hoarseness after Gelleral Anesthesia
田中 義文
1
,
尾崎 容子
1
Yoshifumi Tanaka
1
,
Youko Ozaki
1
1京都府立医科大学麻酔学
1Department of Anesthesioiogy, Kyoto Prefectural University of Medicine
pp.1233-1236
発行日 2002年12月15日
Published Date 2002/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902579
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はじめに
気管内挿管による手術の結果,咽頭痛や嗄声,嚥下困難などが翌日まで続くことは多い.しかし,術後3日経過しても嗄声や発声不能の症状が継続すれば器質的な障害が発生したと判断すべきであって,速やかな耳鼻科医の診断のもとに適正な処置が必要である.特に近年は肺,食道の手術が増加し,分離肺換気のためのdouble-lumentubeが使用されることも多く,気管内挿管による喉頭,気管損傷の割合も増加していると思われる.声帯の診察は3mm径ファイバースコープで容易にできるため,ぜひ習得したい診察技術の一つである.
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