Japanese
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特集 突然死をめぐって
ICDによる突然死予防の範囲
Selecting Appropriate Candidates for ICD
栗田 康生
1
,
三田村 秀雄
2
Yasuo Kurita
1
,
Hideo Mitamura
2
1慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科
2慶應義塾大学医学部心臓病先進治療学
1Division of Cardiology, Department of Internal Medicine, School of Medicine, Keio University
2Institute for Advanced Cardiac Therapeutics. School of Medicine, Keio University
pp.631-636
発行日 2001年7月15日
Published Date 2001/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902311
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不整脈と突然死
WHOでは予期せぬ発症から24時間以内の死亡を突然死と定義しているが,そのうち心臓突然死は急性発症から1時間以内に心臓の何らかの障害が原因して死亡することをいう場合が多い1).心臓突然死は徐脈性不整脈のこともあるが,その約80%は心室頻拍あるいは心室細動によると報告されている2),つまり心室頻拍/細動が停止可能であれば大部分の心臓突然死を回避できる可能性がある.心臓突然死は基礎疾患によってもその発生の背景,頻度が異なる.
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